こんにちは、本日は煙にまつわるお話です。
はじめに
先日、打ち合わせのために慌てて都内に向かったのですが、なんとアポイントの時間を1時間程間違えていました(道の間違いはよくあるw)。
逆じゃなくてよかったのですが、空き時間ができてしまったため、喫茶店を探すことに。
この様な空き時間は、「仕事に当てる」 or 「ゆっくり休憩」等、ヒトそれぞれ過ごし方は色々あると思いますが、まずはカフェに入らないと始まりません。
知らない土地でのカフェの探し方ですが、初めから「Google map」で検索すれば早いといつも思ってはいるものの、どうも私はまず辺りを見回し、カフェの匂いがする方向に歩いて行ってしまいます 笑
闇雲、というかAIにはない人間の「感」に頼り、見つかればよいのですが、、今回は全く見つからず、ようやく観念して「Google map」で検索をすることにしました。
最近は本当に便利ですね。GPSをONにしておく必要がありますが、周辺のカフェを探してくれ、さらには道案内までしてくれるのです。
これはもう、BtoCの店舗経営の方は、必ずGoogle+に自分のお店を登録しておかないといけませんね。
クライアントにも強く言っていますが、Google+は必須です。競合にお客さんを取られたくなければすぐに登録しましょう。
カフェに入店したら煙がエライことに
第一候補はチェーンのタリーズ。(スタバは意識高い系が多いので苦手なのですw)
選定理由ですが、禁煙であること。これの一点張りですが最重要項目です。
「私、タバコ吸わないので」
で、マップを頼りにタリーズに行くと・・・
激込みでした
まじかぁと思い、他のカフェを探したところ、なんと「ルノアール」しか出てこない。
正直、ルノアールは嫌煙家連盟からは非常に敬遠されている要注意な喫茶店。
まぁ、他にカフェがないので、取り敢えず店の前に行ってみることに。
店の前に着き、中を覗いてみると、ガラガラ。
店の入り口には禁煙席有の文字が。
荷物も重いし、歩き疲れたしで、意を決して入店することにしました。
入口のドアを開けると・・・「めっちゃ臭い」
ギャー 帰りたい。とすぐに思っちゃいました。
入ってしまったものは仕方ないので(小心者なので)、禁煙の席に着くと、その奥には喫煙席でスパスパ吸っているオジサンが大量にスタンバっていることに気付きました。(店の外からは見えない)
禁煙席、喫煙席を分けても、空間を分離しないといけないと思うのですよ。
禁煙席ではなく、「完全分煙」を確認するべきでした。(後悔)
せっかくのおいしい飲み物が、煙のせいで台無しと思うのは私だけでしょうか。
そもそもルノアールさんて、お茶の入れ方にも拘りがあり、茶葉の香りも楽しめるクオリティの高い商品を提供されているじゃないですか。煙で茶葉の香りをかき消してどうするのよ と、思うわけです。
まあでも、ルノアールのメインターゲットって、年配の喫煙者なんですよね。
客層を見ても明らか。
だったら、禁煙席なんて設ける必要ないと思うんですよね。
時代に逆行することになりますが、そのスタンスで突き進めばよろしいかと。
ターゲッティングが正しいかは別として、ある特定のクラスタの心は掴むと思います。
今の自民党では、オリンピックまでに店舗の完全禁煙実施は難しいと思いますし、
オリンピックを過ぎたらもうきっかけがないので、そのまま喫煙可のまま進むでしょう。
ディスっているように聞こえるかも知れませんが、何が言いたいかというと、
「中途半端な禁煙席はやめてくれ」なんです。
うちは禁煙者はお断り!!で攻めるのも悪くないのではないでしょうか?
そもそも誰がタバコを吸っているのか?
参考までにこちらのデータをご覧ください。
出典:日本専売公社、日本たばこ産業株式会社による調査より
たばこ産業の「2017年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は28.2%でした。
これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、50年間で55ポイント減少したことになります。
年代別にみると、急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は21.2%ですが、30歳代から50歳代はまだ35%前後を推移しており、一番高い年代は40歳代で36.7%でした。
成人男性の喫煙率は、減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されます。
これに対し、成人女性の平均喫煙率は9.0%であり、ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。 喫煙率が一番高い年代は40歳代の13.7%、最低は60歳以上の5.6%です。
さらにちょっと乱暴ですが、統計調査をはじめた約50年前の昭和40年と、現在の昭和29年のデータを抜粋してみました。
まずは男性編。
和暦 | 西暦 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 全年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
昭和40年 | 1964年 | 80.5% | 84.7% | 86.7% | 81.4% | 74.6% | 82.3% |
平成29年 | 2017年 | 22.8% | 32.1% | 36.7% | 35.1% | 21.2% | 28.2% |
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 全年齢 |
---|---|---|---|---|---|
-71.7% | -62.1% | -57.7% | -56.9% | -71.6% | -65.7% |
続いて女性編
和暦 | 西暦 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 全年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
昭和40年 | 1964年 | 6.6% | 13.5% | 19.0% | 23.0% | 23.0% | 15.7% |
平成29年 | 2017年 | 7.0% | 11.5% | 13.7% | 13.1% | 5.6% | 9.0% |
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 全年齢 |
---|---|---|---|---|---|
+6.1% | -14.8% | -27.9% | -43.0% | -75.7% | -42.7% |
ルノアールの創業は1964年です。
これはくしくも上記統計をはじめた50年前とほぼ同時期です。
その時の、成人男性喫煙率はなんと82.3%もあったので、喫茶店と言えば煙草を吸ってコーヒーを啜る時代。
ですが、現代で見ると3割を切っているのです。
人口対比(男性編)でも見てみましょう。
<人口>
1965年(昭和40年)の人口:約9,900万人(そのうち男性が4,900万人)
2017年(昭和40年)の人口:約12,600万人(そのうち男性が6,200万人)
<男性喫煙者数>
1965年(昭和40年):4,900万人 × 82.3% ≒ 4,033万人
2017年(昭和40年):6,200万人 × 28.2% ≒ 1,748万人
この50年で総人口は増えていますが、喫煙者数は明らかに減少しています。
仮に私がブレーンを任されているとしたなら、完全禁煙を掲げ、今までルノアールに来ることは無かったクラスタを取り込むことを考えます。
私が嫌煙家という個人的なことではなく、経営戦略的側面からご進言申し上げます。
(ルノアールさん、引き合いに出してしまいすみませんでした)
これは来る、禁煙店の検索アプリ!!
ようやく本題に辿り着きました。
ざっとスマホアプリを探しましたが、現状まともに禁煙店を検索できるアプリがない。
大手の飲食店検索アプリでは、オプションで禁煙にチェックを入れることが可能ですが、禁煙席があるかどうかのチェックであり、同じ空間に喫煙席があるものも出てきます。
完全禁煙店のみ登録されている検索アプリがあれば、飲食店の検索アプリとしては後発にはなりますが、善戦できるのではないでしょうか。
逆の喫煙店のみを検索できるアプリでも行けるとは思います(ただし利用ユーザの潜在数からすると禁煙店検索に分がある)。
いかがでしょう、アイデアは差し上げますのでどこか開発に名乗り出てくれる会社は無いでしょうか?笑
まとめ
個人的希望ですが、禁煙店、喫煙店は明確に分類してほしいです。同じ空間では分煙できません。
どこで吸えるのか、どこで吸えないのか はっきりすれば喫煙者/禁煙者 双方にとって良いと思うんですよね。
ぜひ、それら店舗がわかるアプリ開発をお願いします(他力本願)。
では
こんにちは。先日たまたまこちらの記事を拝見し、触発されて禁煙店検索アプリを作ってみました。
まだまだ機能的に不十分な所もありますが引き続き改善していきたいと思いますので、良かったら試してみてください。
# iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/禁煙飲食店マップ/id1450753374
# Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kiri.nosmokingmap
マエダ様、
コメントいただきありがとうございます。
また作っていただけるなんて思ってもいませんでした!ありがとうございます。さっそくインストールしてみますね!