サイト分析

【飲食ホームページの集客】藤沢 清風のWEBサイトを例に分析してみる

ども、青葉プロモーションのshinsukyです。

先日、藤沢駅から徒歩10分程にある会席料理「割烹 清風」のグルメレポートを紹介させていただきました。

今日は、「割烹 清風」のホームページを例にして、どの様なWEBサイト運用をされているのか簡単に分析してみたいと思います。
勝手に改善点も挙げてますw

WEBサイトを分析

それでは順番に分析していきたいと思います。

清風WEBサイト

まず、清風のWEBサイトはこちらになります。

ふむふむ、これはテンプレ臭がぷんぷん。これには見覚えが。

aguse調査

いつものようにaguseで調査してみると、、、

WEBサイトを見てすぐにわかりましたが、サイト組織は「GMO Pepabo, Inc.」ということで、GMOペパボのグーペ(goope)というサービスで制作したものです。

詳しくは語りませんが、G社は毎年のように個人情報の流出問題を起こしています。
以下を読めば何が言いたいのかは言わずもがなでしょう。

170310_gmo_pg_ir_kaiji.pdf
170310_gmo_pg_ir_kaiji.pdf

short : https://goo.gl/DoYbgf

正直流出経緯がお粗末過ぎやしませんかね。
どこでWEBサイトを制作するかというのは結構重要な事です。
特にECのようにお客様の情報を預かるサイトでこの様な個人情報流出問題を起こしたら、売上はガタ落ちですし、選択した側の責任も重大です。

安さ、手軽さ以外にも目を向けることも必要です。
まぁスタートアップ時はWEB以外にやることが多すぎるのと、できる限りコストを抑えたいという事で
こうなってしまうというのはわかりますがね。

解析タグ

ソースコードを確認したところ、解析タグが見当たらない。
goopeのアクセス解析機能サービスを見るとオプション機能のようです。
ちょっと調べてみましたが、グーペオリジナルのアクセス解析かGoogleアナリティクスの2つの機能があるようです(一番高いプランはバンドルされています)。

別にツールは何でも良いとは思いますが、ちゃんと解析できる環境は構築しておきましょう。

ドメイン

個人的に物凄い気になるのですが、TOPのシンボル画像には、

「SEIFU」と記載がありますが、ドメインを見ると「seihuu」とあります。

一体どっちやねん
と突っ込みたくなるA型の私がいます。

SSL化について

SEOを考えるとSSL化しておいたほうが良いと思います。こちらの記事を参考にしてください。

goopeのサービスを拝見しましたが、
通常プラン(1,000円/月~)、DXプラン(1,500円/月~)においてSSLはオプションのようです。
ビジネスプラン(3,500円/月~)ではSSLが無料ですね。

改めてこの料金を見てテンプレートのみとは言え、相当格安だなぁとは思います。はい。

あっ よく見たら、
「日本料理 幸庵」のWEBサイトもSSL化されてないというw

レスポンシブデザイン

goopeは全てのプランでスマートフォンに一応対応していますね。

google+の運用について

google先生で「清風」を検索し、SERPsの地図を確認してみたところ、オーナー情報は既に登録済のようですね。
飲食店等、店舗をお持ちの方は、google+をやらなくても構いませんが登録だけはしておきましょう。

出先で予め行くお店を決めていない場合、スマホのGoogleマップアプリを使用してお店を探す事って多くないですか?
自分がいる場所の周辺のお店に表示されるかどうかは集客にも影響してきます。

飲食情報サイト御三家+Retty

飲食店の情報サイト御三家と言えば、言わずもがな ぐるなび、食べログ、ホットペッパーです。

「清風」は、食べログ店舗会員には登録をしているようです。
ぐるなび、ホットペッパーについては、店舗側は未登録で、ユーザーからの情報提供により場所情報のみの掲載です。
という事で、飲食情報サイト御三家で利用しているのは食べログのみのようですね。

ユーザーにより、好きな情報サイトが異なるため、資金に余裕があれば飲食情報サイト御三家はすべて登録しておきたいところではあります。

ここで1つ疑問を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「飲食情報サイト御三家だけやっておけば、わざわざ店舗のWEBサイトを作らなくても良いのではないか??」

そんなことはありません。

店舗のWEBサイトを作る最大の理由ですが、それはブランディングです。
飲食情報サイト御三家のサイトでは、使用する写真は違えど、他店とサイトの構成は同じものになり、店舗毎の独自性を出すのが困難です。

料理が店毎に異なるように、WEBサイトも独自性が必要です。

料理をWEBでどの様に魅せるか と言うのも、料理の伝え方の1つなのではないでしょうか。

さて、飲食情報サイト御三家が幅を利かせる中、Rettyが台頭してきています。
世の中の流れ的にSNSに勢いがあり、WEBでは実名ファーストの傾向が顕著であります。

飲食情報サイト御三家「食べログ」、「ぐるなび」、「ホットペッパー」は、何れも口コミについては匿名です。
対して新興勢力のRettyはソーシャルベースの実名になります(中には匿名もありますがそれは置いておいて)。

皆さんは匿名で書かれたものと実名で書かれたものでどちらを信用されますか?
もちろん後者になりますよね。匿名で書かれたものの信憑性は低く、実名で書かれたものが高いというのは当たり前のことです。

上記、信頼度の理由から今後のRettyには注目しています。
2017年にRettyは上場を検討しているとIPOで話題になっていましたが、今現在も未上場というプチ情報。

ここで、口コミの状況を見てみましょう(2018年3月3日現在)。

  1. 食べログ:11件(★3.62/5.0)
  2. Google:7件の口コミ/13レビュー(★4.3/5.0)
  3. ぐるなび:0件
  4. ホットペッパー:0件
  5. Yahoo!ロコ:4件
  6. Retty:4件

店舗側の活動をしていない「ぐるなび」、「ホットペッパー」は無視したとして、Rettyの口コミ件数が少な過ぎますね。
ちなみにYahoo!ロコの口コミの大半はRettyが提供したものです。
Rettyの使用年代層と、日本料理のギャップもありますが、今後のことを考えるとRettyをドライブさせる施策を考えたほうが良さそうです。

例えばですね、Retty割りというのを実施します。
来店いただいたお客様にRettyでレビューを書いていただき、次回来店時にそのレビューを見せることにより割引をします。

ただし和食店等、高級感が売りにもなっているような店舗では、余り安易に割引をするとブランド価値を毀損する恐れがあるので、
割引よりも1品をグレードUPさせるとか、コース料理+αのほうがよろしいかと思います。

番外編

飲食情報サイト御三家+Retty以外に、最近EPARKが提供しているローカルプレイスというCMSがございまして、
「清風」もローカルプレイスを利用しています。
http://localplace.jp/t100076613/

ローカルプレイスは、独自の電話番号0066-XXXX-XXXXXXを配布し、PPC(Pay Per Click)により紹介したお客様の数に応じて紹介料を払うという成果報酬型のモデルを採用しています。
この専用電話番号は、店側でコール解析が可能で、月にどの程度紹介があったか等、分析に使用することが可能です。
またローカルプレイスは、「LINE@」との情報連携機能を搭載しており、ローカルプレイスのアカウントページ編集が「LINE@」にも反映されます。

ちょっと話がそれますが、
このローカルプレイスを提供しているEPARKですが、歯科業界ではちょっとした話題になっております。
実は歯医者さん業界では、EPARKがほぼ独占しております。

「歯医者 地域名」等、どの地域で検索してもほぼ上位はEPARKのページになります。
ここまでくると、SEO的に他の参入は難しい状況です。

で、話題になっている理由ですが、独占しているということもあるのですが、それよりもEPARKが採用している成果報酬型PPC(Pay Per Click)モデルのほうが注目されています。
医療機関は、紹介料を支払ってはいけないんですよ。システム利用料はOKです。
しかし、PPC(Pay Per Click)というのは明らかに紹介料な気が?どうなんでしょう。

はい、「清風」に話を戻します。
「ローカルプレイス」だけではなく、飲食情報サイト御三家の「食べログ」、「ぐるなび」、「ホットペッパー」についてもそうなのですが、集客導線拡大の利用は大事だと思いますが、店舗の独自サイトに一番力を入れましょう。

私は行きたいお店の検索をする際、飲食情報サイト御三家以外の独自サイトでお店の雰囲気や料理を確認して決めています。
独自サイトで確認してからお店に行った方が、自分の想像との誤差が少ないです。

SNSソーシャルの運用について

現状、フェイスブック、インスタグラム、TwitterといったSNSの活動は、ほぼされていないようです。
今や検索エンジンに匹敵する流入経路となったSNSなので、ぜひ活用したほうがよろしいかと思います。

WEBサイト総評

清風のWEBサイトは、無いよりはあった方がマシという最低限セットで構築されています。
以下が改善ポイントです。

  1. レンタルサーバーの変更
  2. WEBサイトで独自性を出す、そして運用もする
  3. PDCAを回すためにもアクセス解析の導入
  4. SSL化
  5. 余裕があればぐるなびとホットペッパーの運用も
  6. Rettyには力を入れる
  7. SNSも重要な流入経路なので運用する

素晴らしい料理を提供しているお店なのは間違いないので、ぜひそれに見合ったWEBサイトを準備してください。
料理への情熱を少しでも良いので、WEBサイトにも注いでほしいですな。

では

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