東急田園都市線 青葉台駅にあるイタリア料理店を種類別に分類してみました(明確な分類基準が無いため主観ですが)。お客さん側の方は、店舗のテーマやコンセプトを知っているとお店を訪れるのが愉しくなります。また、これから青葉台に出店をお考えの方は、競合調査の参考にしていただけると幸いです。
さて、イタリア料理店には以下のような種類があります。
- バール(Bar):バー、喫茶店
- スパゲッテリア(Spaghetteria):スパゲッティ専門店
- ピッツェリア(Pizzeria):ピザ専門店
- オステリア(Osteria):居酒屋(ワイン専門店+軽食)
- タベルナ(Taverna):大衆食堂
- トラットリア(Trattoria):大衆レストラン(タベルナより高級)
- リストランテ(Ristorante):最高級レストラン(コース料理、ドレスコード)
青葉台駅周辺にどの様なイタリア料理店があるかは、以下記事参照ください。
私の独断と偏見で以下のようにそれぞれ分類してみました。
バール(Bar):バー、喫茶店
- Trinacria (トリナクリア)
- bar ALBERO(アルベロ)
スパゲッテリア(Spaghetteria):スパゲッティ専門店
該当無し
ピッツェリア(Pizzeria):ピザ専門店
該当無し
オステリア(Osteria):居酒屋(ワイン専門店+軽食)
該当無し
タベルナ(Taverna):大衆食堂
- L’eroe Cuore(レロエ・クオーレ)
- Taverna Quale(タベルナ・クアーレ)
- Cantina Coniglio Bianco(カンティーナ・コニーリォ・ビアンコ)
- カネ保水産
- 青とんがらし
- カプリ
トラットリア(Trattoria):大衆レストラン(タベルナより高級)
- グリーンハウス
- GRATIA(グラティア)
- ド・マーレ湘南
- Genova(ジェノヴァ)
- 炭火焼きイタリアン辻
- Trattoria Cincin(トラットリア・チンチン)
- Naturale Buono(ナチュラーレ・ボーノ)
リストランテ(Ristorante):最高級レストラン(コース料理、ドレスコード)
該当無し
その他(ファミリーレストラン)
日本独自の分類なのですが、ファミレスを番外編として用意しました。五右衛門とジョリーパスタは、スパゲッテリア(Spaghetteria)をコンセプトとしたファミレスです。
- 洋麺屋 五右衛門
- ジョリーパスタ
- ラパウザ
- サイゼリヤ桂台店
- サイゼリヤ藤が丘店
まとめ
青葉台のイタリア料理店の分類を比率で見てみましょう。
母数は20でそれぞれの件数は以下です。
バール:2
スパゲッテリア:0
ピッツェリア:0
オステリア:0
タベルナ:6
トラットリア:7
リストランテ:0
ファミレス:5
別の地域にもこの傾向が強いのですが、タベルナ、トラットリアを合わせると65%を占めているため、この分類に該当する店舗は競争が激しい(レッドオーシャン)ことが予想されます。
お客さん的には、各店舗がしのぎを削る状況の方が、良いモノをより安く食べれるのでコスパ的には非常に良いのですが、店側としてはただでさえ厳しい飲食業界で過当競争は避けたいところです。
私はイタリア料理を作ることについては完全に素人ですが、仮に私がマーケティングコンサルを引き受けていたとすると、タベルナ、トラットリアのコンセプトはまず外してもらうと思います。それか、この分類の敷居を超えた他料理分野との融合を提案します。
差別化という面では、バールのTrinacria (トリナクリア)は良いところを突いていると思います。同店はイタリアンと言うよりは日本でいうところの居酒屋色が強く、イタリアンダイニングバーというコンセプトが一番近いイメージで、イタリア料理店のカテゴリー内における差別化はしっかりとできていると思われます(イタリアン以外の競合はいますが)。
タベルナ、トラットリア分類の中で、他店との差別化を図るのも一つではありますが、他が参入していない分類でスタートするのが一番です。
とは言え、最高級レストランのリストランテや、居酒屋分類ですが実は高級店が多いオステリアは、地域の人口や所得水準を良く分析する必要があるので注意が必要です。
タベルナ、トラットリアの分類の中では、カネ保水産はちょっと異色ですね。名前からも推察できますが、水産会社直営のお店で、三崎マグロとイタリアンの融合です。これは他店がやろうとしてもすぐに真似できるものではないのですが、既存商品、あるいは既存サービスの組み合わせを少し工夫すれば、他店に無い商品やサービスを生み出す事ができます。なるべく他店に無いモノを創り、同じ土俵に乗らない様にするのが経営者の仕事だと私は思います。
脱線しましたが、何が言いたいかと言うと、今青葉台でイタリア料理店を検討されているそこのあなた、専門店がオススメですよ!
例えば、スパゲッテリアならとにかくパスタの種類と小麦に拘り、どのソースにはどのパスタだの、デュラム小麦はどういうものを使用しているだのうんちく、いや店の拘り抜いているところをお客さんに伝えましょう。これが店の強みになり、他店との差別化となり、結果として集客に繋がります。
ちょっと個人的にパスタ専門店を欲している感が強いのですが、どなたか青葉台で専門店を開いてみてはどうでしょうか?
んで、その際に私とコンサルティング契約をお願いします。役に立ちまっせ(^^♪
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